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産卵期のデカトラフグ ― 満船大入り大船団の奪い合いで、確率を上げる戦略

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トラフグ FISHING 2026.06.26

春、3月末〜4月末の産卵期は、特大トラフグを狙える年に一度の最盛期。あまりの人気に専用の仕掛けや道具が次々と発売され、ひとつのマーケットができるほどです。ただ、現実は甘くありません。満員の船が集まって大船団となるこの釣りは、技術だけではカバーしきれない側があります。だからこそ、戦い方が効いてくるのです。

REALITY小規模の群れを奪い合う釣り

アジのように大きな群れをつくる魚と違い、マダイやトラフグは小規模な群れで動きます。その小さな群れが船下を通った一瞬に、船上の全員で奪い合う――これがこの釣りの実態です。つまり、自分の仕掛けに食わせられるかどうかは、技術もさることながら「確率」の勝負。だからこそ、食わせる確率を少しでも上げる作戦が、釣果を大きく左右します。確率を上げる方法は、大きく2つあると考えています。

TIP 1千葉の船に乗る ― 朝イチの3時間が違う

ひとつめは、出船地の選択です。ポイントは年によって変わり、今年は剣崎沖もにぎわいましたが、基本は富浦湾(千葉)。湾奥から船で向かうと、ここまで1.5〜2時間かかります。出船が7時前後だとすると、釣りを始められるのは早くても8時半。

一方、千葉の船は5時に出て、5時半には釣りを開始しています。つまり、いちばん釣れる「朝イチのチャンスタイム」に、3時間もの差が生まれるのです。魚が動く時合いをまるごと押さえられるかどうか――この差は想像以上に大きく効いてきます。

TIP 2少人数の貸切・プレジャーで行く ― 確率が数倍変わる

ふたつめは、人数です。小規模の群れを奪い合うことを考えると、確率は人数で決まります。満船の24人で数匹を奪い合うのと、5人で奪い合うのとでは、単純計算で5倍近い差。同じ群れが通っても、自分に回ってくるチャンスがまるで違うのです。

そこでお勧めなのが、できれば少人数の貸切やプレジャーボートで行くこと。実際、昨年と今年は知り合いと貸切で出ていますが、ほぼ坊主なく、確実に釣れています。技術で埋められない「確率」の部分を、出船地と人数という戦略でカバーする。これが、過熱する産卵期トラフグを楽しむための、現実的で効果的な答えです。

釣りの技術論や仕掛け論は最近記事やYouTubeで溢れているので、今更そこに言及できることは特にありません。前提を底上げすることがいちばんの近道であり実際に結果も伴っているのでどうしても釣りたいという人は、なかなか機会を得るのが難しいとは思いますが上記を参考にしていただければ幸いです。

STRATEGY

千葉の船で朝イチの3時間を取りにいく ②少人数の貸切で奪い合いの確率を上げる。この2つが、大船団のなかで差をつける鍵です。

※トラフグは部位によって強い毒を持ちます。調理は必ず、ふぐ調理の資格を持つ専門店・有資格者に。自分でさばくことは絶対に避けてください。出船地・ポイント・遊漁ルールは年や船宿により異なります。最新情報は各船宿でご確認ください。

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