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東京・神奈川あたりの在住者で、初めての船釣りをしたいと思ってる人に読んで欲しい記事

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アジ RESOURCES 2026.06.26

「船で釣りをしてみたいんだけど、最初は何に行けばいい?」と聞かれることが結構あります。これ、実は毎回かなり悩みます。なぜなら、船釣りはとても楽しい一方で、自然相手の遊びなので「絶対に釣れます」「絶対に快適です」とは言い切れないからです。せっかく安くないお金を払って行くなら、最初の一回で楽しい思いをしてほしい。できれば魚を釣って、船の上でしか味わえない非日常を感じて、「また行きたい」と思う成功体験を積んでほしい。だからこそ、初めての船釣り選びは意外と難しいのです。

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9歳と6歳の子どもを連れて、つり幸の午前キス船へ。小学一年生でも余裕の2桁釣果、家族4人で約60匹。船長さんの対応や設備面も含め、ファミリーフィッシングとして実際に感じたことをまとめています。

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FIRST初めての船釣りは成功体験を上げることを考える

船釣りデビューで一番大事なのは、魚が釣れることです。これはもう、きれいごとではありません。もちろん海に出るだけでも気持ちいいですし、船の上で過ごす時間そのものにも価値はあります。でも、初めての人にとって「一匹も釣れなかった」という体験は、想像以上に重いものです。

しかも船釣りは、堤防釣りや公園の釣りとは違って、ある程度のお金がかかります。乗船代、レンタル代、仕掛け代、エサ代、交通費。場合によっては朝早く起きて、慣れない船に乗って、半日以上海の上にいることになります。それで釣れない。暑い。寒い。船酔いする。疲れる。となると、「お金を払って辛い思いをした」という記憶になってしまいます。

だからこそ、相談されるときはこれをできるだけ避けたいと考えます。船釣りは本来、とても面白い遊びです。普段見ている東京湾や横浜の海の上に出て、魚の反応を待ち、竿先が震え、リールを巻く。釣れた魚を持ち帰って食べる。うまくハマると、一日が丸ごと特別な思い出になります。でも最初の一回で失敗すると、その面白さにたどり着く前に「釣りはもういいかな」となってしまうのです。

RISK初心者の敵は、魚だけではない

初めての船釣りで難しいのは、釣れるかどうかだけではありません。天気、風、波、気温、船酔い、道具の扱い、船宿の雰囲気。いろいろな要素が絡みます。そう、相手は自然なんです。

特に初心者の人と行く場合、「明日行こう」と決めるより、数週間前から日程を合わせて予約することが多いです。そうなると、その日の天気や海の状況はなかなか読めません。真夏なら炎天下で、暑さにやられることがあります。冬なら寒さに耐えながら、波を受けて体力を削られることもあります。

そして自然は、こちらの都合を考えてくれません。せっかく予約した日が強風気味だったり、潮が悪かったり、魚の機嫌が悪かったりすることもあります。経験者なら「まあ、こういう日もあるよね」と思えますが、初めての人にとっては、それが船釣りのすべてになってしまうかもしれません。

だから、初めての船釣りは、最初の一回でいかに成功体験を積むかが大事なのです。魚が釣れる。美味しく食べる。周りも親切で、気持ちよく付き合える。この条件を満たす釣りを選ばなくてはいけません。

TARGET結局、行き着くおすすめは、ライトアジ・キス+太刀魚(天秤)

では、東京・神奈川あたりに住んでいる人が初めて船釣りをするなら何がいいのか。ライトアジキス、そして条件が合えば太刀魚を候補にしています。

理由はシンプルです。釣れる可能性が比較的高いこと。道具や釣り方がわかりやすいこと。初心者向けの船宿やプランが多いこと。料金が比較的安めなこと。そして、釣った魚がちゃんと美味しいことです。

特に、ライトアジやキスは間口が広いです。釣り方も比較的シンプルで、船宿側も初心者対応に慣れていることが多いです。周りにも初めての人や家族連れがいることがあり、「自分だけ何もわからない」という不安が少なくなります。これ、地味ですがかなり大きいです。

AJIライトアジ ― 船釣りデビューの最有力候補

初めての船釣りで一番おすすめしやすいのは、やはりライトアジです。東京湾の定番中の定番で、横浜、川崎、金沢八景、木更津方面など、出船している船宿も多くあります。

ライトアジのいいところは、まず釣れる可能性が高いことです。もちろん日によって差はありますが、船宿側もアジの群れを探してくれますし、コマセを使って魚を寄せる釣りなので、初心者でもチャンスがあります。竿先に出るアタリもわかりやすく、釣れたときの引きも十分楽しいです。

また、船に慣れていない方にとって非常に重要な要素である船酔いになりにくいです。ライトアジのポイントは港からすぐだったり、岸近くの浅場です。波が立ちにくい場所で、船による移動時間も少ないという条件が揃っています。

道具もレンタルしやすく、仕掛けも複雑ではありません。コマセを詰めて、底付近まで落として、指示されたタナに合わせて待つ。最初は船長やスタッフに教えてもらいながらで十分です。細かいテクニックはありますが、まず一匹釣るところまでは比較的近い釣りです。

そして何より、アジは美味しいです。刺身、なめろう、フライ、塩焼き、南蛮漬け。釣った当日のアジは、スーパーで買うものとは別物です。自分で釣った魚を家で食べるところまで含めて、船釣りデビューとしてかなり完成度が高いと思います。

KISUキス ― シンプルだけど、ちゃんと面白い

キス釣りも、初めての船釣りにかなり向いています。道具は軽く、仕掛けもシンプル。砂地を探って、ブルブルッと出る小気味よいアタリを楽しむ釣りです。

キス釣りの魅力は、難しすぎないのに、釣りをしている感覚がしっかりあることです。仕掛けを落として、底を取り、ゆっくり誘う。アタリが出たら巻く。シンプルですが、慣れてくると誘い方や待ち方で差が出ます。初心者でも楽しめて、経験者も退屈しない。とても優秀な釣りです。

しかし、ライトアジに比べると、ちょっと沖のポイントで釣りをすることが多いです。中の瀬と呼ばれる、千葉と神奈川の中間にあるポイントに行くこともしばしばなので、「移動時間15分でベタ凪の海」という状況ではない点が少しネックです。

キスは食味も抜群です。天ぷらにすると本当に美味しいです。自分で釣ったキスを天ぷらにして食べると、「あ、これはまた行きたいかも」となります。また、釣りたてだからできるキスの刺身や昆布締めもおすすめです。食べるところまで含めて、かなり満足度があります。

一方で、虫エサを使うことが多いので、そこが苦手な人は少し注意です。イソメがどうしても無理という人もいます。その場合は、船宿に相談するか、同行者にエサ付けを手伝ってもらうといいと思います。最近では餌に近いワームなども出ているので、そういったものを利用するのもアリですが、そこまでするなら素直にアジで良いかもしれません。

TACHIUO太刀魚 ― ありがたさのある魚

ワンチャン候補として挙げたいのが太刀魚です。東京湾の太刀魚は人気が高く、釣れたときの満足感もかなりあります。見た目もかっこよく、1メートル程度あるので引きも面白い。食べても美味しい。釣りとしての華があります。

ただし、完全な初心者に最初から強くすすめるかというと、少し悩みます。ライトアジやキスに比べると、手軽さに欠けます。道具のレンタルなどはアジやキスと変わらず充実していますが、完全初心者に対する受け入れ態勢がそれほど充実している印象がありません。釣れるか釣れないかで言えば、釣れているタイミングでいけばまず釣れます。

では、なぜアジとキスの比較に太刀魚を入れたかというと、「釣れたときの感動」が大きい釣りだからです。1メートル程度のキラキラ輝く美味い魚を自分の手で釣る――この体験がうまくできれば、アジやキスより非日常体験として価値のあるものになると思っています。

SUPPORTできれば、釣り好きの人と一緒に行く

全く釣りをしたことがない人、船に乗ったことがない人が、自分だけで船宿を探して、予約して、道具を準備して、当日乗船する。これは、思っている以上にハードルが高いです。

船宿のホームページには、専門用語が普通に出てきます。集合時間、出船時間、オモリの号数、仕掛け、氷、レンタル、駐車場、釣り座、キャンセル規定。慣れている人には当たり前でも、初めて見る人にはなかなか情報量が多いです。

なので、可能であれば釣り好きの知り合いと一緒に行くのが一番です。予約、道具、服装、当日の流れ、魚の持ち帰り方まで、最初から段取ってもらえると安心感が全然違います。船の上でも、仕掛けが絡んだとき、エサの付け方がわからないとき、魚が釣れた後にどうすればいいかわからないとき、すぐ聞ける人がいるのは大きいです。

FUNAYADO知り合いがいないなら、初心者歓迎の船宿を選ぶ

釣り好きの知り合いがいない場合は、初心者歓迎の船宿を選びましょう。特に東京湾のライトアジやキスは、初心者向けのプランを用意している船宿も多くあります。竿とリールのレンタル、仕掛けやエサの販売、ライフジャケットの貸し出しなど、手ぶらに近い形で行けるところもあります。

ただ、ここで少し本音を言うと、「初心者歓迎」と書いてあっても、実際のサービスクオリティは船宿によって差があります。とても丁寧に教えてくれるところもあれば、基本的には自分で頑張ってね、という雰囲気のところもあります。もちろん船宿側も忙しいですし、海の上では全員につきっきりにはなれません。とはいえ、初めての人にとっては、その差が体験の差になります。本当はおすすめの宿を提示したいところですが、正直、初心者向けの釣りに最近行けていないので、現時点では書けないのが事実です。この辺はリサーチして追記します。

予約時に確認したいのは、何時集合か、持ち物は何か、レンタルの有無、釣った魚をどう持ち帰るか、スタッフに教えてもらえるかどうかです。電話で「完全に初めてなんですが大丈夫ですか」と聞いて、安心してやりとりできたかが一番重要なので、素直に伝えることをおすすめします。そのときの対応が親切かどうかで、かなり雰囲気がわかります。

TRAIN電車でも行ける ― 駅近・送迎の有無をチェック

「車がないと船釣りは無理」と思われがちですが、そんなことはありません。東京湾の船宿には、電車でアクセスしやすいところが多くあります。むしろ初めての人にとっては、電車のほうが気楽な場合もあります。

たとえば金沢八景エリアは、京急線やシーサイドラインの駅から歩いて行ける船宿があり、電車派にも人気です。横浜・川崎周辺にも駅から近い船宿があります。一方で、木更津・千葉方面は車を前提にしているところが多めなので、電車で行くなら出船エリアの選び方が大事になります。

電車のメリットは大きいです。車がなくてもいけます。この電車釣行文化は関東だけのようですよ。帰りに一杯やってもいい。行き帰りの渋滞や駐車場の心配もありません。初めての人が、気のおけない仲間と気軽に出かけるのにも向いています。

さらに、最寄り駅まで送迎してくれる船宿もあります。早朝で交通手段が限られる時間帯はこれが本当にありがたいので、予約のときに「最寄り駅はどこか」「駅までの送迎があるか」を必ず確認しましょう。

注意点もあります。出船が早いので、始発で集合時間に間に合うかを事前に調べておくこと。そして、クーラーボックスや荷物を電車で運ぶこともあるので、大きすぎないクーラー+キャリーなど、持ち運びしやすい装備にしておくと楽です。キス釣りの場合は、弁当箱を入れる小さなクーラーバッグで十分です。帰りは魚の水漏れ・匂い対策(厚手の袋に入れる、しっかり水抜きする)をしておくと、電車でも安心して持ち帰れます。

TRAIN POINT

電車派は「駅近の船宿」か「駅まで送迎ありの船宿」を選ぶのが正解。予約時に最寄り駅・送迎・始発の到着時刻を確認しておきましょう。

PACKAGE料理やお風呂までセットなら、かなり強い

最近は、釣った魚を料理してくれる船宿や、近くの飲食店と連携しているプランもあります。さらに、スーパー銭湯と提携していて、釣りの後にお風呂に入っている間に魚を料理してもらえるようなパッケージもあります。これは正直、かなり素敵です。

初めての船釣りで意外と困るのが、釣った魚の処理です。魚を持って帰るのは楽しいですが、家でさばくのが大変な人もいます。キッチンが狭い、包丁がない、内臓処理が怖い、匂いが気になる。そういう人にとって、釣った魚をその場で料理してもらえるサービスはかなりありがたいです。

釣る、風呂に入る、食べる。この流れまでセットで楽しめると、船釣りは一気にレジャーとして完成します。釣果が少し渋くても、海に出て、魚を釣って、温まって、美味しく食べるところまで体験できれば、かなり満足度は高くなります。初めての人を連れて行くなら、こういう「釣り以外の楽しさ」も含めて検討してみてはいかがでしょうか。

SEASON夏と冬は、少し注意

船釣りは一年中楽しめますが、初めての一回として考えるなら、真夏と真冬は少し注意した方がいいです。

夏の船は、とにかく暑いです。海の上は涼しそうに思えますが、日差しを遮るものが少なく、照り返しもあります。飲み物が足りない、帽子がない、日焼け対策をしていないとなると、釣りどころではなくなります。特に炎天下で釣れない時間が続くと、かなりしんどいです。

冬は冬で、寒さと風が問題になります。陸よりも海の上は体感温度が下がります。波しぶきを浴びたり、手がかじかんだりすると、初心者にはかなり厳しい時間になります。釣れていればまだ耐えられますが、寒い・揺れる・釣れないの三拍子がそろうと、ただの修行です。

もちろん、夏にも冬にもよく釣れる魚はいます。ただ、初めての船釣りで「楽しかった」と思ってもらう確率を高めるなら、気候のいい時期を選ぶのも大事です。

HALF DAY最初は半日船でも十分

初めての船釣りで、いきなり一日船に乗る必要はありません。むしろ、最初は半日船で十分だと思います。

船の上で過ごす時間は、慣れていない人にとって意外と長く感じます。朝が早く、道具の扱いにも慣れず、船の揺れもあります。釣りに夢中になれればあっという間ですが、うまくいかない時間が続くと、半日でも十分なボリュームです。

半日船なら、料金も抑えやすく、体力的な負担も少なめです。午前に釣って、昼過ぎには帰る。午後船なら、朝が苦手な人でも参加しやすい。初めてなら「もう少しやりたかったな」くらいで終わる方が、次につながりやすいです。

服装も大事です。夏は帽子、日焼け止め、飲み物多め。冬は防寒をやりすぎなくらいでちょうどいいです。足元は濡れてもいい靴。船の上は滑ることがあるので、サンダルや革靴は避けた方が無難です。汚れてもいい服で行きましょう。釣りは、思ったより汚れるし、匂いもつきます。

SUMMARY最初の一回で「釣りって楽しい」と思えるように

船釣りは、最初の一回がかなり大事です。そこで楽しい思いをすると、次は違う魚も釣ってみたくなります。自分の道具が欲しくなったり、魚のさばき方を覚えたくなったり、天気予報や潮を見始めたりします。そうなると、ただのレジャーだった釣りが、少しずつ趣味になっていきます。

船で沖に出て、竿先が震えて、魚が釣れる。その魚を持ち帰って食べる。たったそれだけのことなのに、やってみるとかなり楽しいです。東京湾は、都市のすぐそばにあるのに、ちゃんと魚がいて、ちゃんと非日常があります。最初の一回は、どうか無理せず、釣れやすく、快適で、聞きやすい場所を選んでください。船釣りの入口は、思っているよりずっと近くにあります。

COMPARE初めての船釣り、何を釣る? ― アジ・シロギス・タチウオ比較

東京湾の入門向け3魚種を、初心者目線で比べました。★が多いほど「初心者に有利・おすすめ」という目安です(あくまで一般的な傾向で、季節や船宿により変わります)。

項目アジ(ライトアジ)シロギスタチウオ(天秤)
初心者おすすめ度★★★★★★★★★★★★★☆☆天秤なら入門しやすい
釣れる確率★★★★★周年安定★★★★☆群れれば数釣り★★★★☆釣れている時にすぐ行けば、他魚と同等に実は手堅い
ポイントの近さ★★★★★湾内・近場★★★★☆湾内の砂地★★★★☆
船酔いのしにくさ★★★★★近場・半日★★★★☆近場・穏やか★★★★☆
釣りの簡単さ★★★★☆コマセとタナ★★★★★底を小突くだけ★★★☆☆天秤は比較的やさしい
釣れた時のありがたさ★★★☆☆身近な数物★★★☆☆上品な数物★★★★★大型・銀色が映える
食味★★★★★刺身・なめろう・フライ★★★★★天ぷらが絶品★★★★★炙り・塩焼き・刺身
料金の手頃さ★★★★★半日船で安め★★★★★半日船で安め★★★★☆ショート船(13時まで)でやや高め
ベストシーズンほぼ周年ほぼ周年7月〜12月
エサ・汚れ(船宿で用意されている)コマセ(匂い・汚れあり)虫エサ(苦手な人は注意)コノシロの切り身
子ども・ファミリー向け★★★★★★★★★☆虫エサが平気なら◎★★★☆☆鋭い歯に注意
主な懸念点コマセで手・服が汚れる、匂い虫エサ(ジャリメ等)への抵抗鋭い歯でケガ注意
迷ったら…「とにかく釣って楽しみたい・家族と自然にふれてみたい」ならアジ。イソメを触れるならむしろキス。一緒に同行してくれる釣り経験者の仲間がいるならタチウオ(天秤)がおすすめです。

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