「今シーズンのサワラは卒業します」と書いたばかりですが、また忠彦丸へ行ってきました。その決意は、わずか2日で無効化されました。我慢とか忍耐なんてものを幼少期から最も苦手とするタイプでして…。今回は本当にファイナル。そう言いながら、リュックにはサワラ用の電動リールと竿掛けを2セット詰めました。
私の釣果:サワラ3本、タチウオ6本
船中のサワラ:計5本
釣り座:右舷ミヨシ → 9:50に友人へ譲り、ミヨシから2番目へ
私のキャッチ:8:45・9:00(棚12m)、10:50(棚20m)
潮見表:小潮/満潮10:40・142cm → 干潮15:00・131cm
3本目は、サゴシとサワラの間くらいのサイズでした。
ONE MORE FINAL直前の夕方まで空いていたので、決意はあっさり撤回です
前日の夕方、翌日も暇だし、何か釣りに行きたい。でも、これというものが見つからない。湾奥の浅場タチウオも気になるものの、乗り慣れていない船に一人で行くのは、ちょっと億劫です。
忠彦丸の予約を見ると、まだ3人のまま。私が予約すれば出船が決まる状況でした。連絡してみると、右ミヨシも空いているとのこと。この1か月、私がサワラを釣ったのは全部この席です。これは何かの運命でしょう。そういうことにして、前の決意を即撤回。今回は友人も誘って、乗船することにしました。
勝負どころは満潮前後の10〜11時と予想。ただ、風がほぼない予報なので、船が潮に真っ直ぐ立てば、またトモだけが食うのではないか。その心配は残ります。

A STRANGE CURRENT暇な置き竿と、読めない潮
サワラ狙いの置き竿2本でスタートしました。タチウオは後回し。2本ともイワシを餌に投入し、寝転がりながらサワラの当たりを待つことにしました。ところが、サワラは無反応。周囲の船もタチウオはさっぱり。目の前の船で、天秤仕掛けの方が指2本ほどの魚を上げたのを一度見たくらいでした。
気になったのは、潮の向きです。これまでの仮説では、上げ潮はおおむね南西から北東へ。北向きの船なら、船から見て左前へ流れる想定でした。ところが実際は、東から西に流れたかと思えば、逆にも感じる。思い描いた一方向の流れとは、ずいぶん違います。
前回は船が潮に真っ直ぐ立ち、トモ側に釣果が偏りました。でも、今日は船に対して流れに角度がある。ならば、ミヨシにもチャンスがあるかもしれません。期待する理由はできました。とはいえ、2本とも置き竿というのは、なかなか暇です。
DOUBLE HITタチウオを掛けた、その横でサワラの竿が曲がる
ようやく同船者の方にタチウオの当たりが出たので、私もサワラの1本を一時中断して、テンヤに持ち替えました。サワラ3連続坊主が頭をよぎります。せめてタチウオは1本釣って、落ち着きたいところです。
いつもどおり20mほど投げて巻くと、テンヤは右奥へ払い出されます。やはり、思っていた潮の向きとは違う。早巻きしながら叩いていると、ふっとテンションが抜けました。いるじゃないか。しかも、巻きに反応するじゃないか。
最初の当たりは掛け損ねましたが、止めるとコツコツ。小さい魚の気配はするものの、今日の私には貴重な反応です。巻きながら食い直しを待ち、ぐっと竿が入ったところで、ようやくタチウオの1本目を掛けました。
その小太刀を巻き上げている途中、ふと横を見ると、サワラの竿がグイグイ入っています。こんなときに限って、というやつです。残り20mをさらに急いで回収し、サワラの竿へ。8時45分、棚は12m。右トモにも同じ時刻にヒットがありました。
寄せるところまでは、強い道具が仕事をしてくれます。難しいのは、海面まで高さのあるミヨシから、最後に取り込むところ。道糸をつかもうとしたタイミングで魚が内側へ走り、リーダーが船に擦れてしまいました。もたつきながらも、2本の針が掛かっていることを確認し、何とか抜き上げて無事確保です。
いやあ、嬉しい。最初にサワラを釣ったときより嬉しいかもしれません。2連続坊主のあと、しつこく通って、ようやく持ち帰れる1本です。

FIFTEEN MINUTES15分で2本。お立ち台に駆け上がって肉離れ
タチウオもサワラも当たった今が、今日のピークかもしれない。そう思って再投入すると、タチウオがまた素直に反応し、サワラの竿も再び曲がりました。さっきまで何の返事もなかった海が、急に忙しくなる。時合いというものには、毎回驚かされます。
お立ち台へ駆け上がった瞬間、右ふくらはぎにピキッと嫌な感触。たぶん肉離れです。おっさんは辛い。
魚の方は無事取り込めて、9時に2本目。同じ12mの棚で、わずか15分の間に2本を釣ることができました。潮の読みではもう少し後のつもりでしたが、釣れたので、ここは素直に喜びます。

CHANGE OF SEAT友人にミヨシを譲ったあと、20mでもう1本
2本釣れて、ようやく気持ちにも余裕が出ました。9時50分、ミヨシを友人に譲って交代。すると9時55分には友人にも当たりが出ましたが、残念ながらフッキングせず。
私は右舷ミヨシから2番目へ移りました。タチウオの当たりが遠のいたので、その間にもう一度サワラ竿をセット。今度は棚を少しずらして20mに入れ、友人と釣り談義をしながら待ちました。
10時50分、後ろから「来てますよー」の声。振り返ると、私の竿がしっかり入っています。調子がいいときは、こういうものなのでしょうか。無事に確保した3本目は、サゴシとサワラの間くらいのサイズでした。本当にファイナルのリベンジ編は、予想外の3本です。
下げ潮に入ってからは、ほとんど当たりが出ず、タチウオは何とか6本。Instagramでおすすめしていただいた、タチウオの卵を明太子にできそうな個体は交じりませんでした。こちらの宿題は、次回へ持ち越しです。
TODAY’S RECORD釣れた時刻・棚・席を、混ぜずに残す
図をタップすると拡大できます。

11月1日・横須賀の潮見表

SEAT MAP今回のサワラ5本を、釣れた席に置いてみる

WHAT CHANGED?「無風ならトモだけ」と決めるには、まだ早かった
前回の10月30日は、船が潮に真っ直ぐ立ち、忠彦丸では7本のうち6本がトモ側でした。今回は右ミヨシで私が2本、そのすぐ後ろで1本。風が弱い予報は同じでも、釣れた席は違いました。
違いとして気になったのは、船に対する潮の角度です。9時30分には、北向きの船から見て左手前から右奥へ。11時30分には、北北東向きの船から見て左から右へ。船首からトモへ真っ直ぐ流れ続けた前回とは、船上で見えていた流れが違います。潮下から魚が入ると考えるなら、こうした角度によって右舷の前側にもチャンスができたのかもしれません。
時間も見直します。満潮は10時40分。私の最初の2本はその1時間55分前と1時間40分前で、3本目は10分後でした。狙った10〜11時にも釣れましたが、そこだけが勝負ではなかったわけです。12mで2本、20mで1本という棚の記録も残せました。ただし、20mでは席も時刻も変わっています。
今回、考え直したのは「無風ならトモ有利」という予想です。前回のように船が潮に真っ直ぐ立つ日と、今回のように船に対して斜めや横へ流れる日では、釣果の偏り方が違いました。潮の向きを読む大事さは強調されました。また、最初の2本は満潮の約2時間前。満潮前後だけを勝負どころと考えていた私には、上げ潮の途中も外せないと感じる結果でした。
観音崎という東京湾のくびれ、その沿岸近くという複雑な条件の潮の流れを読み解くことが、さらに釣果を上げるヒントになりそうです。
※記録はまだ少なく、魚の進入方向も未確認なので仮説です。潮位の上げ下げと、現場の潮流の向き・反転時刻は分けて考えています。
LESSONS FROM THE DAY釣れてよかった、で済ませない反省も2つ
1つ目は、テンヤをつなぐスナップの閉じ忘れ。最初のタチウオは、それでも上がってきました。2つ目は、サワラの取り込みで船に擦れたリーダーです。傷に気づきながら、20号を信じて続けてしまいました。時合いで急ぎたいときほど、投入前の確認と、傷めた部分の交換をおろそかにしない。釣果とは別に、ここは反省です。

REALLY THE FINALE最後は兜焼き。これなら、ちゃんと締められる
2連続坊主のあとに、まさかの3本。前回はミヨシのお立ち台からトモの釣果を眺めていましたが、今回は自分の魚を取り込むために上がれました。ふくらはぎには、余計な仕事までさせてしまいましたが。
帰りは、サワラの分だけ余計に重くなった荷物を背負い、体重をかけられない右足を引きずりながら帰りました。釣れたのは嬉しい。でも、今日に限っては、その重さがなかなか堪えます。
帰宅後は、サワラの兜焼きで締めました。前回の記事では悔しさを全部ぶつけましたが、今回はちゃんと魚の写真で終われます。これが何より嬉しい。

というわけで、サワラチャレンジは本当にファイナルです。サワラに未練がないかと聞かれたら、まだあります。前回、トモの方が釣った6.2kgのサワラを見てしまいました。あのクラスを自分も釣ってみたい、という願望は残っていますので来年は特大を仕留めたいと思います。
勝って兜の緒を締めよ。サワラの兜焼きで無事シーズンファイナルを締めくくることが出来ました。
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