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真夏にミミズを取る方法

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ウナギ RESOURCES 2026.08.14

ウナギ釣りで意外と困るのが、真夏の餌問題です。餌は近所の公園で掘ったミミズを使っていますが、夏が深まり、雨が降らず土がカラカラになると、それまで簡単に見つかったミミズが一気に取れなくなります。ところが、いなくなったように見えるだけで、条件をこちらで作ってやるとまた取れます。やることは簡単。夕方に水を撒いて、6時間後に掘るだけです。

BAITウナギ釣りはミミズ掘りから始まっている

以前、ウナギ釣りの記事でも少し書きましたが、私がウナギ釣りで使っている餌はミミズです。釣具屋で買うのではなく、近所の公園で掘ってから釣りに行きます。個人的にはウナギ釣りは、このミミズ掘りからすでに始まっていると思っています。

今年は比較的雨が多いのでまだマシですが、夏が深まって気温が上がり、まとまった雨がしばらく降らなくなると状況が変化します。公園の土はパサパサ。少し掘ってみても、春から梅雨時期には普通にいたミミズが全然出てきません。

ウナギが釣れない以前に、ウナギ釣りへ持っていく餌がない。毎年暑くなってくると、こっちの問題が先に出てきます。

DRYなぜ暑くなるとミミズが取れなくなるのか

ミミズは皮膚を湿った状態に保つ必要があり、乾燥はかなり苦手です。土壌の水分が減ると、より湿った場所や深い場所へ移動したり、種類によっては活動を落として乾燥をやり過ごします。また、気温が高くなりすぎれば土壌温度も上がるため、表面近くはミミズにとってかなり厳しい環境になります。

つまり、夏の公園でミミズが突然いなくなったように見えても、公園からミミズそのものが消滅したわけではありません。それまで掘っていた表層の土や落ち葉の下が、暑くて乾燥しすぎている。もっと条件の良い場所へ移動していると考えた方が自然です。

実際、雨が降った後に同じ場所を掘ると、また普通に出てきます。だったら雨を待たずに、こちらで雨を降らせてしまえばいい。

PLACE大事なのは土より落ち葉

ちなみに場所は都心にある普通の公園です。山へ行ったり、畑を探したりする必要はありません。公園に植えられている樹木の根元や、その周辺に落ち葉が厚く積もっている場所です。

ミミズを探すときに重要なのは、個人的には「良さそうな土」を探すことより、落ち葉が積もっている場所を探すことです。落ち葉の下は直射日光が当たりにくく、水分も残りやすい。さらに落ち葉や分解途中の有機物があるため、ミミズがいる場所をかなり絞り込みやすくなります。

春や梅雨時期なら、こういう場所の落ち葉をどけて表面を少し掘るだけで結構出てきます。ただ、真夏になって落ち葉の下まで完全にパサパサになると、ここからもミミズが消えます。

EXPERIMENTミミズは意外と環境を選んでいる

余談ですが、ミミズを取っていて面白かったことがあります。釣行前に捕まえたミミズを保管するため、ダンボールの中を半分に分け、一方には事前に用意した腐葉土+牛糞。もう一方にはミミズを捕獲した場所の土を入れてみました。捕獲地の土側には、当然ミミズも一緒に入っています。

腐葉土の方が柔らかいし、いかにもミミズが好きそうです。勝手にそちらへ移動していくのではないかと思っていました。

ところが1週間経って確認してみても、腐葉土側には一匹も移動していませんでした。全て元々いた公園の土側に残っています。

数回の観察結果で同様です。つまり、ミミズは思っているよりも繊細です。水分、温度、土の粒子、有機物、pHなど、土壌環境にはいろいろな違いがあります。ミミズなりに条件の違いを感じて、居心地の良い場所を選んでいるのでしょう。

捕まえたミミズを適当に容器へ入れておくと、あっという間に弱って死んでしまうことがあります。最終的には形がなくなるくらい溶けてしまう。餌として保管する場合も、「土を入れておけば大丈夫」ではなく、捕まえた場所の環境をなるべく維持してやる方が長持ちする印象があります。

IDEAパサパサなら水を撒けばいい

話を真夏のミミズ掘りに戻します。普段ならミミズが取れる樹木の根元も、雨が降らなければ落ち葉の下までパサパサになります。掘っても掘っても出てこない。

だったら、そこだけ湿らせたらどうなるのか。

やり方はものすごく単純です。夕方、バケツを持って公園へ行きます。そして普段ミミズが取れている、落ち葉が積もった場所へ水を撒きます。特別な液体を使うわけでも、餌を撒くわけでもありません。ただの水です。

周囲はカラカラなのに、その場所だけ土と落ち葉がしっかり湿っている状態を作ります。そして、そのまま一度帰ります。

真夏の公園でミミズを集めるため落ち葉の積もった場所に水を撒いた様子
夕方、普段ミミズが取れる落ち葉の上に水を撒きます。その場では掘らず、しばらく放置します。

6 HOURS6時間後にもう一度掘る

そして6時間ほど経った夜、もう一度同じ場所へ行きます。やることは、夕方に水を撒いた場所の落ち葉をどけて、その下を掘るだけです。

するとミミズが出てきます。少なくとも私の近所の公園では、この方法で1カ所あたり20〜30匹程度捕獲できます。それを数箇所やれば、一晩のウナギ釣りの餌としては十分な量です。

考えているロジックも単純です。長期間雨が降らず周囲の表層が乾燥している中で、一部分だけまとまった水分を与える。すると、その周辺にいたミミズが湿った場所へ移動してくるのではないか、というものです。

実際にミミズがどの距離から移動してきているのか、それとも少し深い場所にいた個体が表面近くへ上がってきているだけなのかは分かりません。ここは掘って確認できる話ではないので、あくまで自分の経験からの推測です。ただ、水を撒かなければほとんど取れない場所で、水を撒いて数時間置くとまとまった数が取れる。この差はかなり分かりやすく出ます。

BETTERむしろ暑くなる前より効率がいい

面白いのは、この方法を使うと、むしろ暑くなる前の時期より効率よくミミズを取れることです。

雨が多く土全体が湿っている時期は、ミミズにとって快適な場所が公園のあちこちにあります。こちらからすると「どこを掘ってもいる可能性がある」反面、一カ所に集中しているわけではありません。

ところが真夏の乾燥した時期に一部分だけ水を撒くと、周囲との水分差が大きくなります。公園全体が乾いている中で、そこだけ条件の良い場所を人工的に作ることになる。結果として、狭い範囲からまとまった数を取れるのではないかと考えています。

雨が降らないからミミズが取れないと思っていたのに、逆に雨が降らないことを利用する。毎年ウナギ釣りの餌を自分で確保している中では、今のところこれが一番効率の良いやり方です。

水を撒いた公園の落ち葉の下から捕獲したウナギ釣り用のミミズ
私の近所では1カ所から20〜30匹程度と十分な量を確保できます。

SUMMARY夕方に水を撒いて、夜に掘るだけ

やっていることをまとめると、まず普段からミミズがいる樹木の根元や落ち葉の積もった場所を見つけておく。真夏になって乾燥し、そこでミミズが取れなくなったら、夕方にバケツで水を撒く。そして約6時間後の夜に同じ場所を掘る。これだけです。

ポイントは、適当な場所へ水を撒くのではなく、「春や雨上がりなら実際にミミズが取れる場所」を使うこと。元々ミミズがいる場所の環境を、一時的に湿った状態へ戻してやるイメージです。

もちろん公園によって土壌もミミズの種類も違うので、どこでも同じように20〜30匹取れるとは限りません。また、公園のルールや植栽を傷めない範囲でやる必要もあります。

それでも、いつものミミズポイントを掘って「夏になったら一匹もいなくなった」という人は試してみる価値があります。夕方に水を撒いて、6時間後にもう一度行く。騙されたと思ってやってみてください。

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